FP1級学科を独学で受かる考え方

今回はFP1級学科を独学で受かるための考え方についてです!

どんな試験でもそうですが、考え方を始めから決めておくと、ぐっと目標に近くなるものです。

何も決めずにひたすら勉強するのと、終着点が見えている状態で勉強するのでは気持ちが違います。

特にFP1級を独学で受けるというのは

  • 地図を見ずに山奥を歩くこと
  • コンパスを持たずに大海原を進むこと

と同じです。

途中で「これ、受かるんだろうか・・・」と自信がなくなる前に、ぜひ考え方を決めちゃいましょう!

独学で合格する勉強法で一番重要なこと 

ワタクシが受験するにあたり一番に考えたこと。

それは「200点満点を目指さないこと」です!

これが非常に重要!

FP1級とFP2級との大きな違いは、合計200点満点であることです。

FP2級を受けた方なら分かると思いますが、学科・実技で両方とも60点が満点でしたよね。

どちらかが60%の36点を超えると、片方だけが合格することができました。

つまり、片方だけ受かって、片方をまた今度取るという選択肢もありました。

FP1級は合計200点が満点・・・どちらかが60%を超えても、トータルで120点に満たなければ合格できません。

逆に言うと、片方が60%を下回ってもータルで120点を超えれば合格することができる、この違いが1級の難しいところであり、狙い目なんです。

独学で重要な目標点数とは? 

じゃあ何点を目標に設定するのか。ここは実際に受験した知識が必要になってきます。

受験する人の中には、「とりあえず覚えておけばいいじゃん」と広く勉強する人がいます。

ただ、FP1級は範囲がとても広く、内容も深いため、完璧に覚えるには1年以上掛かります・・・(プロでもすべて覚えてはいませんし、内容は深すぎて普段使う機会が少ないです)

そのため、この勉強法は「簡単なところを狙う」ことに重きを置き、以下の点数を目標に設定します!

  • 学科基礎→ 50点/100点
  • 学科応用→ 70点/100点
  • 合計   120点/200点

どうでしょう。

目標点数は学科基礎が少なめ、学科応用が多めです。

この設定には、理由があります。

目標点数に差がある理由

なぜこのような配分になっているかといいますと

学科基礎は高得点を取ることができない仕様になっているからです。

学科基礎は法改正前の問題・難問・奇問が多数出題されるため、確実に得点できる箇所が限られます。

勉強の範囲も6分野全てが出題されるため、高得点を狙おうとすると勉強時間を多く設定しないといけません。

学科基礎で70点以上取れる人はほんの一握り・・・というか運も味方しないと取れないレベルです。

単純に「四答択一式」だからと思っていると、想像以上に点数が取れません・・・

学科応用は「記述式による筆記試験」と言いながらも過去問と似たような出題が多く、部分点もあるため高得点を狙いやすいです。(どうしてもわからなくてもなんとなく書いとけば部分点が入ります)

さらに、勉強の範囲も6分野中5分野と狭くなっています。

ただ、2級とは全く違う内容のため、最初はわかりにくい印象があります。

わかりにくい=苦手意識となるため、後回しにしてしまう方が多いんです。

ただ、FP1級の合格にあたり「学科応用」の攻略は不可欠になってきますので、積極的に勉強すべき!です。

まとめ

1.目標200点満点ではなく、120点でそれなりの合格

2.勉強すべきは学科応用

以上から、私の勉強法は「学科応用」を中心に構成されています。

勉強に入る前にこの2点を頭に入れておくと、スムーズに、効率よく勉強が進みます。

200点で受かっても120点で受かっても取れる資格は同じですからね。

どうせなら楽に合格しましょう!

北海道在住の30代。 不動産業に従事。 とある先生に影響を受けてFP1級を目指し、FP3級→2級→1級と一発合格。 少しでも多くの人がFP1級に合格できるよう、勉強法を公開しました。

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