さてさて・・・
今回はFP1級に独学で一発合格するための勉強法とそのコツについてお伝えいたします。
トップページにも記載されておりますが、ワタクシは
- 平成24年1月に3級(日本FP協会)
- 平成24年5月に2級(金融財政事情研究会)
- 平成24年9月に1級学科(金融財政事情研究会)
- 平成25年9月に1級実技(日本FP協会)
と取得しております。
実は、この受験の仕方・時期についても考えがあるんです。
受験する順番とその時期とは
FP1級を受ける時期、それは9月受験の一択になります。
出来たら上記のように、5月にFP2級を受験・合格したあとが望ましいです。
理由については2点。
- 5月にFP2級を合格した場合、知識が新しいためスムーズにFP1級を学ぶことができ、合格率が上がるため
FPの知識は鮮度が大事。
法改正が多い分野のため、できたら続けて受験するほうが勉強時間を短縮することができます。
- 教材で一番重要な金融財政事情研究会の最新過去問が、7月上旬に発売されるため
過去問はきんざいのホームページに掲載されているため、いつでも閲覧できる状態となっております。
ただ、きんざいのホームページには答えの解説は書かれていません。
答えの内容を理解できないと、似た問題での応用が利かないため、最新の過去問を手に入れることでさらに合格率を上げることができます。
勉強を開始する時期は、逆算して7月頃から。
勉強時間と方法を間違えなければ最短40日間(ワタクシが体験済みです)での合格も可能なので、まずはこの流れを頭に入れていただけたらと思います!
独学でFP1級に合格する勉強方法とは
FP1級の受験にあたり、一番悩ましいところがこの勉強方法です。
ええ、かくいうワタクシも非常に悩みました。
なんせ、インターネット上にFP1級を独学で受けた方の情報が非常に少ないんです。
このホームページを立ち上げた理由にもなりますが、ぜひワタクシの経験を参考にしてください!
結論から申し上げますと、ワタクシが行ったのは
過去問を何度も行う
という方法。
普通じゃんと言われそうなくらい単純な方法です。
ちなみに、基礎テキストでの学習は行わず、過去問だけを反復(分からないところは教本で確認)します!
このサイトをご覧いただいた方ならご理解いただけると思いますが、他の受験者とは使用する教材や受験に対する考え方などが違う分、単純な方法でも少し意識を変えるだけで合格圏内まで持っていくことができます。
それでは一体過去問を行ううえでどこに着眼して、意識して、勉強していけばいいのでしょうか。
ご紹介の前に、今回の勉強法のスケジュールを紹介します。
合格までのスケジュール
このスケジュールは、おすすめの教材を使用した場合のスケジュールになります。
予め該当リンクをご覧いただいたうえで、確認くださいませ!
- きんざい最新過去問 1周目 30時間
- きんざい最新過去問 2周目 20時間
- TAC1年落ち過去問 1周目 15時間
- きんざい2年落ち過去問(学科応用のみ) 1周目 15時間
- きんざい最新過去問 3周目 15時間
- きんざい最新過去問 4周目 15時間
- TAC1年落ち過去問 2周目 10時間
- きんざい2年落ち過去問(学科応用のみ) 2周目 10時間
- きんざい最新過去問 5周目 15時間
- 受験前日、きんざいHPの法改正や苦手分野を復習 5時間
の合計150時間となります。
このように、始めから合格までのスケジュールを立てておくというのも重要なんです。
何もスケジュールを練らないと、
「なんで俺この勉強やってんだろう。」
と途中で投げ出したくなっちゃいます。
始めから見通しが立ってると、モチベーションの維持が非常にしやすくなります。
次は、分野別に勉強法を紹介していきます!
学科基礎の勉強法とコツ
それでは、分野別の勉強法と注意点・着眼点を見ていきたいと思います。
学科基礎についてですが、重要なのは「四択を全て理解すること」です。
学科基礎は目標点数100点中50点と、正答率50%を目標にしている分野。
それだけ難しく、いじわるな問題が多いです。
過去問を何周も勉強していると答えがなんとなくわかり、深く考えないで解きたくなります・・・
4問の問題から正解を選ぶというのは、実は問題の答えを理解しないと解答することができません。
最低限4問中2問まで絞れる状況にしないと、まず合格はできないでしょう。
そのため、過去問を解く際もなぜこの問題は○なのか?×なのか?自分の中で理由を明確にして、理解してから進めていきましょう。(ここで教本が大活躍するはずです)
つまり、学科基礎は
「問題から疑問点をピックアップして○×を判定する、知識の欠片を溜めるのが非常に重要」
ということです。
逆に、計算問題のように答えがはっきり分かっている問題は美味しいです。
一度覚えると似たような問題でも簡単に解くことができるため、オプション取引や金利計算などは
「どういう仕組みなのか?」
をインターネットで調べ、イメージしてしまうと分かりやすいと思います!
学科応用の勉強法とコツ
次に学科応用についてですが、重要なのは「数をこなすこと」です!
学科応用はFP1級の試験において、一番の得点源になります。
問題も過去問を解いていれば簡単なケースが多く、問題の傾向も少ないためしっかり覚えていれば大量得点も夢ではありません。
ただ、実際に学科応用の過去問を解いてみると分かりますが、学科基礎とは微妙―に着眼点を変えた問題が多数出題されます・・・
主に計算が中心の記述問題が出題されるため、数字を入れるポイントを把握して解答しなければ、大幅に点数を落とすことになります!(単位も重要なので、覚えるときは単位も覚えましょう)
なぜここにこの数字が入るのか、この場合はどこに数字を入れるのか、と自分なりに疑問を持ち、試験官ならどこを狙ってくるかを推測しましょう!
特に年金に関する問題の幅が広く、計算式も難しいと思います。計算の仕方や単位などを何度も見直し、ケアレスミスしないように注意しましょう。
ここは慣れが必要な分野です。
学科基礎よりも気持ち多めに勉強時間を割いて、ガンガン過去問を攻略することが攻略のポイントになります!
そして万が一分からない問題に出くわしてしまった場合・・・
焦らないでください、ここまでやって分からなければ他の受験者も分からないはずです。
その場合でも学科応用の分野は適当に書いておいておけば部分点がもらえる可能性があります。
なので、分からない場合でもそれっぽい数字や語句は必ず書いて、空欄はないようにしましょう!
来る試験当日の対策
試験日当日・・・
この日は朝から本当に緊張しますよね。。。
こればかりは何度経験しても慣れないです。
ちなみに、FP1級の試験において当日重要なのは、「見直しをして極力ミスを減らすこと」です。
これはどの試験でも一緒ですね!
一つのミスが大きな失点につながり、合格ラインまでもう一歩だった…という方が多いのがFP1級試験。それだけシビアな合格ラインの設定ということです。
何度も過去問を解くことで計算の仕方は覚えていると思われますが、勘違いや思い込みがないよう何度も見直しましょう!
何度も言うようですが、特に注意するのは単位。
パーセントなのか
円なのか
それとも単位がないのか
当日は頭が真っ白になっちゃうこともあるかと思いますが、日頃から注意していれば迷うこともありません。
ちなみに、ワタクシが行っている試験当日の行動についてですが、開始直後にゆっくり伸びをして周りを見渡します。
あいつ時間足りなくなるぞ・・・
なんて思われてると思いますが、実はこれで結構気が楽になります。
みんなシャカリキになって問題を解いている中、自分だけが余裕がある状況。
それだけで10人のうちの1人になれる気分がします。
ぜひ、当日やってみてください!
最後に・・・
本当にこれで受かるのかよ!!
と思われる方もたくさんいらっしゃると思います!
もちろんこの勉強法が1,000人いて1,000人に合うわけではありませんし、1,000人が確実に合格できる保証もありません。
ただ、私はこの勉強法で
- 平成24年9月9日実施試験
- 学科基礎64点
- 学科応用87点
合計151点で合格することができました!
進む道が決まっていないより、明確に道筋があるほうが走っていくことができるはず。
ワタクシの経験が皆様のお役に立つことができると本望です。
頑張ってください!